リンパ浮腫の手を骨折した場合、手術はするの?

先日、このような問い合わせがありました。
「リンパ浮腫の手を骨折してしまいました。手術をどうしようか迷っています。リンパ浮腫になっている部分の手術ってどうなんですか?」
これ、私が判断することではないのですが・・・。
詳しくお話をお伺いしたところ、手首を骨折されたそうです。コレス骨折です。
整形外科の医師からは、
「通常であれば手術をするけれど、リンパ浮腫が心配というなら保存でもいい。」
と、言われたそうです。
リンパ浮腫の方の整形外科手術について
実際リンパ浮腫の方でも手術されている方もいます。
骨折や人工股関節にした方とかですね。また、リンパ浮腫の治療の一環としてLVAや脂肪吸引などの手術もしています。
そのため、手術自体がダメなことではありません。
術後に圧迫や運動療法をきちんとすれば、そこまで心配することはないと思います。
以前、むくみ専門クリニックの医師にも確認した際も、手術は大丈夫ですとおっしゃっていました。
それでも心配な時は
ただ、本人が心配な場合もありますよね。
手首の骨折は、手術をしても完全に手首の動きが良くなるとは限らないこと。
骨の折れ方によっては、保存でも日常生活に支障がほとんどないこと。
などを考えたら、手術しなくてもいいようであれば、保存でもいいと個人的には思います。
これは私の考え方ですので、これが絶対ではありません。最終的には医師と相談の上、本人がどうしたいかで決めればよいかと。
意識した方がよいこと
手術するしないに関わらず、指や肘、肩を動かさなくなる方が、むくみに関していえばよくないこと。
健康な方でも骨折すれば、腫れてむくみます。動かせる部分はどんどん動かしていかなければ、関節は硬くなります。
これは、リンパ浮腫の場合も同じです。
手首以外の関節運動と、セルフドレナージ、圧迫を行うことでケアしていきましょう。
骨折すると、必ず筋肉は落ちます。筋力をつける運動もしていくと、むくみはひきやすくなりますよ。
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