若い頃に比べてむくみやすくなった、と感じることはありませんか?
年齢を重ねることで、体には様々な変化がでてきます。
では、リンパの流れに着目すると、どのような変化があるのでしょうか?
目次
リンパ管そのものの変化
マウスでの実験結果になりますが、若いときはリンパ管のネットワークは密な状態になっています。
全身に網の目状に張り巡らされているので、リンパの流れは良好です。
一方、年齢を重ねたマウスでは、リンパ管がまばらになっています。リンパ管そのものが細くなったり、消えてなくなります。
年齢を重ねれば重ねるほど、リンパ管がまばらになり、リンパの流れは悪くなるのです。
皮膚のハリの変化
年齢を重ねると、徐々にお肌にハリがなくなってきます。
むくみは、皮下に溜まっている水分のことです。
肌のハリがなくなり、皮下の「組織圧」が低下すると、動脈から出た水分を静脈に押し戻す力が弱くなります。
その結果、むくみやすくなります。
筋肉の変化
年齢を重ねると、徐々に運動量は減り、筋肉は衰えていきます。
筋肉の収縮は、リンパを流す力の一つ。
運動量が減れば、筋肉の収縮によりリンパを流す力が減るため、むくみやすくなります。
体重の変化
年齢を重ねると、若い頃に比べ体重が増加する傾向があります。
リンパ管は皮下脂肪の間を通っています。
皮下脂肪が増えることで、リンパ管が圧迫され、リンパが流れにくくなります。
まとめ
年齢を重ねることで、リンパの流れに影響を及ぼす要素は増えていきます。
若い頃に比べてむくみやすくなったと感じた場合も、生活習慣を変えることや、予防法を知ることでむくみを防ぐことはできます。
むくみにくい体づくりをしていけるといいですね。
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