比べてみるとわかる、弾性着衣の劣化

リンパ浮腫の場合に使用する弾性着衣は、療養費の申請ができます。

購入した金額の7割(1割)は申請すれば、後で戻ってきます。

数については、洗い替えを考慮し、2着6ヶ月ごとの買い替えとなります。

言い換えれば、それくらいで、弾性着衣は劣化してくるということです。

目次

1年同じグローブを使用していたケース

先日、弾性着衣の試着に来られた方が、使用していた手を圧迫するグローブ。

1枚のグローブを、かれこれ1年ほど使っているそうです。

パッと見た時点でわかるくらい、劣化しています。しかし、これを修理してまだ使えないか、と尋ねられました。

もちろんダメですよね。

たど、口で言ってもイメージわかないので、新しいグローブをつけてもらうことにしました。

1年間使用したグローブと、新しいグローブを着け比べてみると・・・

「全然違います!!やっぱり時期が来たら、買い換えないといけないんですね・・・」

弾性着衣は1日置きの使用で、6ヶ月もつような耐久性があります。

1つの製品でみると、3〜4ヶ月の使用で、徐々に圧が弱くなっているのです。

1つのスリーブを5ヶ月間、毎日使用していたケース

他の方で、1つの製品を毎日洗って使用していたケースがあります。

5ヶ月の時点でこちらもボロボロ。

初めは、洗濯の仕方に問題があるのではないかと思っていましたが、きちんと手洗いをしているとのこと。

ということは、やはり装着による劣化ということです。

こちらは新品の状態と比べて、スリーブの形自体がすでに変わっていました。

横方向に伸び、縦方向に縮んでいたのです。

まとめ

弾性着衣は、圧迫が必要な方にとっては、欠かせないアイテム。

毎日むくみを抑えるように頑張ってくれている生地は、必ず劣化してきます。

日々使っていると、気づくと自分が思っている以上に、圧は落ちています。比べてみると、その差がはっきりとわかります。

毎日見る人の変化より、時々会う方の変化の方が気づきやすいですよね?それと同じことなのかなと思います。

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