ごあいさつ
はじめまして、牧原広実です。
東京都府中市にあります、メディケアリンパセンターを運営しています。
22年前に国家資格の免許を取得し、東京都の武蔵野市内の整形外科に勤務をしていました。
そこでは脊柱菅狭窄症や変形性関節症の方々、骨折など手術後の方々に対しリハビリテーションを実施していました。
整形外科病院で出会った、リンパ浮腫患者さんとの出会い
ある時、担当した腰痛患者さん。腰が痛く、鍼治療をした直後に動けなくなり、救急搬送されてきました。
その方の両脚を見ると、下半身だけまるで別人のように膨れ上がっていました。
子宮がん術後のリンパ浮腫。
そこで初めて、リンパ浮腫という言葉を知りました。
当時はリンパ浮腫をケアする環境がほとんどなく、「むくんでも仕方がない」と言われていた時代。
その患者さんもむくみを長年放置され、ここまでむくみがひどくなってしまったそう。
少しでも力になれることはないかと、その方をきっかけにむくみケアの勉強を始めました。
医療現場で使用されている技術で、海外では保険適応にもなっています。
その技術を習得するため、海外に留学したことも。
むくみケアの資格をとったものの…
晴れて資格を取ったものの、壁にぶち当たりました。
当時の日本は、リンパ浮腫に対する施術は充実していませんでした。
2008年から指導料は保険適応になりました。施術に関しても2016年から保険適応になりました。
しかし、導入できている病院・施設は現状少ないです。
また、施術を行っていても週に数日だったり、自分の病院で手術した患者さんしか受け入れていなかったりと、施術を受けることのできない患者さんは多くいます。
この問題は、患者さんだけではありません。
病院でリンパ浮腫への施術を導入しているところも少ないことで、セラピスト側も資格はあるけれどケアできな状態の方が多かったのです。
むくみ専門クリニック、弾性着衣メーカーへ
諦めたくなかったのでむくみ専門クリニックにお願いし、1年ほど研修をさせていただきました。
その後、むくみ専門クリニックでの勤務開始。ようやくリンパ浮腫治療に携わることができました。
弾性着衣の知識も深めるため、弾性着衣メーカーにも勤務しました。
リンパ浮腫学会での展示、病院や施設に伺い弾性着衣のフィッティングなどを行っていました。
現在のメディケアリンパセンターへ
現在はメディケアリンパセンターでの施術を行っています。
むくみについて学んだ知識や技術はリンパ浮腫の方々以外にも整形外科の手術後のむくみ、高齢によるむくみなど、むくみ全般に役立っています。
むくみ以外に身体の不調がある方には、身体を整えるケアを行っています。
むくみの世界は奥深いです。
人によってむくみの状態は違うし、できるケアも変わってきます。
また、ケアをすることで、むくみ以外にも痛みやめまいなど様々な不調が快方に向かいます。
自分自身の持つ、身体を治そうとする力が発揮しやすくなるためです。
諦めないでくださいね。
いま抱えている問題を、一緒に解決していきましょう!
略歴
2002年 医療従事者の国家資格を取得後、愛知県岡崎市の病院に就職。
2006年 東京都武蔵野市内の整形外科病院に勤務。骨折の術後、腰痛・膝痛など整形外科疾患の方のリハビリテーションを行う。
腰痛で入院された患者さんがリンパ浮腫だったことから、むくみの勉強を始める。骨折の手術後や高齢者のむくみに関わってきた。
2013年 Vodder式のリンパ浮腫治療専科過程修了。
2015年 リンパ浮腫専門クリニックで勤務開始。乳がん・子宮がん術後のリンパ浮腫の方への施術を行う。
2016年 厚生労働省委託事業 新・リンパ浮腫研修修了。弾性着衣メーカー勤務。リンパ浮腫の方に対し、弾性着衣のフィッティング・販売を行う。
同時期メディケアリンパセンター開設。体に痛みや不調を持っている方、むくみに悩む方の施術を始める。
2024年 介護保険での訪問リハビリによるリンパ浮腫ケアも開始。
リンパ浮腫・むくみケアに関する講習も、定期的に行っている。