こめかみを押されると、不快なのはなぜ?

こめかみをギューっと押された経験、ありますか?

こめかみを押されると、痛いというか重いというか、なんとも表現しがたい、気持ち悪い感覚があります。

あるとき、夫がこめかみをギューっと押してきました。ズーンと痛いし重いし、真剣にやめてと言ってるのに、全然やめてくれない。

気持ち悪い感覚が嫌なのと、言ってもやめてくれないのとで、だんだん悲しくなってきて、

「痛いよぉ〜」

と、子供みたいに泣いてしまいました。

「どうしたの!?」

という声で、ハッと気付きました。

・・・全部夢でした!

こめかみ押された感覚も、涙も出てる。リアル!

あー、夢だったのか・・・と思い、また寝ようとしました。でも、今度はおかしくなってきて、なかなか眠れませんでした。

 

こめかみにある骨は、なにか?

さて、このこめかみの部分にある骨は、蝶形骨といいます。

頭は色々な骨が組み合わさって、できています。これらの骨と骨が動くことによって、脳の機能は保たれています。

蝶形骨は頭の中心にあるため、周りの骨との捻れや、ズレの影響を受けやすいのです。

 

蝶形骨が歪むと、どうなるのか?

この蝶形骨が歪むことで、神経や血管が圧迫されたり、脳脊髄液の流れが悪くなります。その結果、頭痛、目の疲れ、めまい、不眠、むくみ、自律神経のみだれなど、様々な症状を引き起こします。

こめかみを押しているのも、同じようなこと。

蝶形骨の周りを緩め、頭の骨全体がスムーズに動くようになると、それらの症状は楽になってきます。

 

蝶形骨の周りを緩めるには?

耳を斜め後方に引っ張ってみましょう。

蝶形骨は、頭の両側に位置している側頭骨に挟まれています。耳は、その側頭骨にくっついています。

耳を引っ張ることで、蝶形骨と側頭骨の間の緊張を取ることができます。

ちょっと気持ちがいいかなというくらいに、やさしくひっぱることがポイントです。

間違っても、ぎゅーっと押さないように気をつけましょう!

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この記事を書いた人

牧原 広実のアバター 牧原 広実 理学療法士、リンパ浮腫保険診療士

愛知県蒲郡市出身。
理学療法士21年目。
日本リンパ浮腫学会所属。リンパ浮腫保険診療士。
リンパ浮腫の患者さんとの出会いをきっかけに、むくみの勉強を始める。
むくみ専門クリニック、弾性着衣メーカーの勤務経験あり。
むくみのケア、慢性的な痛みのアプローチが得意。

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