リンパ浮腫

「子宮がん、乳がんなどの手術が終わって、ホッとしたのもつかの間、今度はリンパ浮腫の心配をしないといけなくなったんです。

手術前に説明を受けた時は、夜足がむくむ感じかな?という感覚で、そこまで真剣に考えていませんでした。

でも、後でリンパ浮腫について色々調べていると、健康な人のむくみみたいに休めばすぐよくなるのではないことに気づきました。

手術した病院ではドレナージをやっていないし、セルフドレナージの仕方もこれで本当にいいのか心配なのでお電話しました。」

Nさんはそうおっしゃいました。

 

リンパ浮腫とは?

 

子宮がん、乳がんなどの治療の際、リンパ節を取り除いたりすることでリンパの流れが悪くなることがあります。これによって、細胞外に水分やたんぱく質が過剰に貯留し、手や足がむくむことをリンパ浮腫といいます。

リンパ浮腫はがん(乳がん・子宮がんなど)の外科的治療、放射線の後遺症、外傷、感染などの後に発症する二次性リンパ浮腫と、明らかな原因がなく発症する原発性リンパ浮腫に分けられます。

 

当院で行っていること

 

当院では、国際リンパ学会で標準治療とされている「複合的理学療法」に基づき、施術を行っています。

・ 用手的リンパドレナージ
・ スキンケア
・ 圧迫療法
・ 圧迫家での運動療法
・ 日常生活指導

それに加え、
・ 筋・筋膜、骨格へのアプローチ
・ 内臓や頭蓋へのアプローチ

行い、リンパだけに限らず、からだ全体にアプローチしていきます。

また、

・弾性ストッキング・スリーブのフィッティング

・既製品のストッキング・スリーブが合わない方へのオーダーメイド作成

も行っています。

 

✔︎セルフドレナージのやり方を教えてもらったけれど、少しあやふやなところがあるので確認したい
✔︎自分でケアが届かない部分をドレナージしてほしい
✔︎弾性ストッキングやスリーブを試してみたい
✔︎定期的に体をチェックしてほしい
✔︎体の回復力を高めたい

 

これらの方々のお力になることができます。

 

施術を受けることができない方

 

・ 心不全
・ 急性炎症(蜂窩織炎など)
・ 深部静脈血栓症

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この記事を書いた人

牧原 広実のアバター 牧原 広実 理学療法士

愛知県蒲郡市出身。
理学療法士21年目。
リンパ浮腫の患者さんとの出会いをきっかけに、むくみの勉強を始める。
むくみ専門クリニック、弾性着衣メーカーの勤務経験あり。むくみや慢性的な痛みのアプローチが得意。

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