「リンパって詰まるんですか?」
「このゴリゴリしているのはリンパですか?」
時々尋ねられることがあります。
血液は血栓という塊ができます。リンパも同じように塊ができるのでしょうか?
血液とリンパの流れの違いは?
リンパの流れについて
組織液がリンパ管に入ると、リンパとなり流れがスタートします。
そこから太いリンパ管に合流し、リンパ節から体の深部に流れ込みます。
最終的には鎖骨の辺りで、静脈に注ぎ込まれてリンパとしての流れは終了。
一方通行の流れです。
流れるスピードは非常に遅く、12時間程度かけて静脈に到達します。
血液の流れについて
血液は、心臓から送り出されます。
動脈から毛細血管を通して、全身の細胞に酸素や栄養を送ります。
そして二酸化炭素や老廃物を、毛細血管から静脈に取り込み、肺に流れていきます。
肺で二酸化炭素を酸素に交換した後、心臓に戻り、再び全身へと送り出されていきます。
体循環は、体を一周するのに40秒ほど。
固まるの?固まらないの?
血液は固まる
血液は、異物に触れると固まる性質を持っています。
血管が何らかの原因で傷つくと血管内皮の膜が壊れ、血液の固まり=血栓ができやすくなります。
また、長時間同じ姿勢で動かない時も血栓はできやすくなります。
一般的には、エコノミー症候群で耳にしたことがあるかもしれません。
血管内にできた血栓が血管から離れ、肺へ流されると急性肺血栓塞栓症となります。
これは命に関わります。
リンパは固まらない
リンパ液には、血液と違って固まらせる因子がありません。
液体としてはサラサラしています。
流れはゆっくりでも、リンパ液自体が固まることはありません。
リンパマッサージをする時に注意したいこと
血栓ができている場合、施術によって血栓が剥がれてしまう可能性があります。
そのため、血栓ができている場合はリンパドレナージを行うことができません。
急にむくみが出てきた場合、原因が深部静脈に血栓ができている可能性もあります。
怪しいなと思った場合は、まず血栓があるかないか、確認してください。
まとめ:リンパは詰まらない
流れは早いけれど、固まることもある血液。
流れはゆっくりだけれど、固まらないリンパ液。
血栓は命に関わるので要注意。
ただし、「リンパが詰まっている」と言われた場合、心配する必要はありません。リンパは固まりませんから。
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