リンパって、なんとなく耳にしたことがあるかと思います。また、実際にリンパドレナージを受けたことがある方も、いますよね。
じゃあリンパって一体何なの?と聞かれると、いまいちよく分からない。
今回は、そのリンパについて、紹介していきますね。
リンパの正体は?
私たちの体中には、血管、リンパ管が張り巡らされています。
血管の中は、血液が流れていますよね。同じように、リンパ管の中を流れているものを、リンパ液(リンパ)と言います。
生物の授業で、組織液という言葉を、聞いた覚えはありませんか?
私たちの体の中は、40%が固形成分、60%が体液で構成されています。
その60%の中のうちの、40%は細胞の中にある水分。
のこり20%のうちの、5%は血液中の液体成分である血漿、それ以外の15%は組織液(間質液)といいます。
(図は大塚製薬工場のHPから引用:https://www.otsukakj.jp/healthcare/iv/knowledge/)
組織液があることで、血液と細胞間の栄養や酸素、老廃物や二酸化炭素の受け渡しが、スムーズにできます。
組織液が、リンパ管の中に入り込むと、リンパ液(リンパ)と名前が変わります。
そのため、成分は組織液もリンパ液も同じです。
リンパ系は体の中で、どのような役割をしているか?
- 余分な水分や、老廃物の回収と運搬
- 細菌、がん細胞を認識し、破壊する免疫機能
静脈から回収できない大きなものや、回収しきれないものは、全てリンパ管に吸収されていきます。
こうして、リンパ管によって運ばれた細菌やがん細胞などは、関所の役割をするリンパ節で壊され、食べられてしまいます。
リンパ系は余分なものを流し、体にとって悪いものをやっつけてくれるのです。
リンパが流れにくくなる原因には、どのようなことがあるの?
リンパ管は、血液と違ってポンプ機能がありません。
そのためリンパの流れが滞る一番大きな要素として、動かないことが挙げられます。
立ちっぱなし、座りっぱなしのことが多い方は要注意。
その他にも、
- 感染や怪我をしている場合
- きついブラや、指輪などでの圧迫
- 高熱や低体温
- 痛み
などの場合も、流れにくくなります。
リンパの流れを良くするためには?
筋肉を動かす
よく笑ったり、大きく体を動かすことで、筋肉のポンプの力が働きます。
それによって、リンパの流れが促されます。
一番簡単にできることは、肩回しや、複式呼吸。
これをするだけでも、流れやすくなりますよ。
リンパマッサージ
リンパに対して直接アプローチしていきます。
リンパ管は皮膚のすぐ下に存在しているため、皮膚の皮一枚が動くくらいの軽い力で、リンパは流れやすくなります。
リンパは部位別に、流れていく方向が決まっています。
その方向を意識してマッサージを行うと、より効率よく流れていきますよ。
まとめ:流れる量は少ないけれど、大切な役割のあるリンパ
リンパは、血液と比べると1日に体内を流れる量は少ないです。
しかし、体にとって余分なものを回収し、悪いものをやっつけてくれる、大切な役割があります。
血液だけではなく、リンパの流れも意識してケアをすると、体が軽くなり、いい状態になっていきますよ。
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