今週末は、リンパ浮腫治療学会に参加していました。
参加していたと言っても、企業展示。学会の中身は一つも聞けていません・・・。
参加していて感じるのは、色々なメーカーさんから、色々な種類の製品がどんどん出ていること。
最近は、高年齢のリンパ浮腫の方が増えていることや、もっと簡単にケアできるようにと、従来のストッキングやスリーブではない形状のものが出てきている印象です。
「楽につけられることは、いいことではあるけれども、メリットばかりではなく、デメリットもきちんと伝えていかないといけないですね。」
とあるメーカーさんがおっしゃっていたことに、大納得。
便利になることと、楽をすることは少し違います。
例えばバリアフリー住宅は、高齢の方が生活するのに便利ではあるけれど、健康な人に取っては体を動かす量が減ってしまう。
エレベーターやエスカレーターもそう。
体が不自由だったり、体力的な問題がある人にとっては、助かる。でも、健康な人が楽だからといって、そればかり利用していると、運動量としては低下します。
そのような方が、運動不足だとか、運動できないから・・・と、ジムに行こうとしているのをみると、なんだか不思議な気持ちになります。
エスカレーターを階段にするだけ。
歯を磨きながらかかとを上げるだけ。
これだけでも運動になりますよー!と思ったりします。
体調が悪い時や、疲れている時は、楽な方法を利用するのはいいですよね。
弾性着衣の着用もそう。
便利なものをうまく使うことと、楽をすることは少し違うのではないかと思います。
圧迫はどうしてもある程度の圧をかけることが必要。
あれも嫌、これも嫌、でもこうなってほしいは、都合のいい話ではあります。
どこが目標かにもよりますが、むくみをよくしたい!という希望があるのであれば、一定の期間はひとまず頑張ってもらいたいなーと思うのです。
その辺りの目標設定を、初めにきちんとしておく必要はありますね。
コメント