コウノドリ2というドラマをみて、どうしても書きたくなった事。
最終回では、ダウン症の子を産む家族の苦悩が描かれていた。
3年間不妊治療をしていた夫婦だ。
子供が出来るまでの3年間については描かれていないが、相当な苦悩や涙を乗り越えてきたものだ。
そこも含めて考えると、自分でも正直悩むと思う。
物語の中で、出産することを決めた夫妻が、お互いの両親の前で読んでいた詩がある。
「オランダへようこそ」
実際にダウン症のお子さんを持つお母さんが、書かれた詩です。
この詩、障害児を持つ母親の間では割と有名だそう。
赤ちゃんの誕生を待つまでの間は、まるで、素敵な旅行の計画を立てるみたい。
例えば、旅先はイタリア。山ほどガイドブックを買いこみ、楽しい計画を立てる。コロシアム、ミケランジェロのダビデ像、ベニスのゴンドラ。
簡単なイタリア語も覚えるかもしれない。とてもワクワクします。
そして、何カ月も待ち望んだその日がついにやってきます。 荷物を詰め込んで、いよいよ出発。
数時間後、あなたを乗せた飛行機が着陸。 そして、客室乗務員がやってきて、こう言うのです。
「オランダへようこそ!」
「オランダ!?」
「オランダってどういうこと?? 私は、イタリア行の手続きをし、イタリアにいるはずなのに。ずっと、イタリアに行くことが夢だったのに」
全文は下のリンクから見られます。
出生前診断については高齢出産の女性であれば、少なからず直面する問題。
私もいつかこのような選択をする場面が、今後あるかもしれない。
「どの選択も間違っていない。いや、間違ってなかったと思えるように、産科医として、家族と一緒に命と向き合っていく。それが、僕に、僕たちにできることなんだと、そう信じて僕はここにいる」
これは鴻鳥先生のセリフ。
このセリフに救われる人多かったんじゃないだろうか。
ただ、この詩にあるようなことは、出産だけではない。結婚や就職、起業、手術などでも同じことがいえる。
自分が期待した通りに行くことばかりではない。
そんなとき、いつまでも嘆いて暮らす人もいるかもしれない。
ちょっと「違う場所」だっただけ。
そう思えると、また違った景色が見えるはず。
そう思える自分でいたいものです。
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