「リンパマッサージって効果あるの?」
このよう意見を目にすることがあります。
「気にはなるけれど、否定的な意見も気になるし…。」
リンパマッサージをすることで期待できる変化について、ご紹介しますね。
リンパマッサージとは?
リンパマッサージとは、リンパの流れを促す施術方法です。
皮膚をゆっくりストレッチすることで、余分な水分や老廃物がリンパ管の中に入り込むのを促します。
基本的に痛みはありません。通常のマッサージと違うところは、血行を促さないように行うことです。
リンパマッサージに対するネット上の意見
効果を感じた!という意見
ここ2ヶ月ほど、お風呂で顔のリンパマッサージしてたの。
— ころん (@aJZMlwiZ2zdgoNn) January 10, 2022
そしたら旦那に「顔小さくなった?」と言われた✨🥰
効果ありー!!!
リンパマッサージの動画あってお腹と顔と首やったのですっきり!
— ぽんこつりつか♦️もふもふ海獣 (@mofsugar1012) January 8, 2022
リンパマッサージして3日目
— たぬき (@tanuki5kitune5) January 7, 2022
前やった時は全然ピンとこなくて続かなかったけど、今回はハマってる!‥気がする
リンパマッサージのYouTubeみながらお風呂でやると汗ドバドバ&体ぽかぽか❤️
すぐ眠れるしこんなに深ーーーく眠れるなんて何年ぶりだろう‼︎
今夜もやるぞぉ〜
昨日やったリンパマッサージで足が確実に細くなってる(:3_ヽ)_
— うどん粉小町茂ッハ (@udonkomachi) January 3, 2022
すげぇけどこちら三日坊主…
効果を感じなかった!という意見
リンパマッサージ壊滅的に効果ないんだけどどゆこと。
— くろみつ꒰✩˙˟˙✩꒱✩⃛ೄ (@7w_ky) July 2, 2021
手でする顔のリンパマッサージ、もはや習慣なのでここ数年毎日欠かさずやってるけど1ミリもフェイスラインシュッとしないから効果ないのでは?
— わんちゃん (@toipu_notaigun) January 25, 2021
パーキンソン症候群の母親の左足が一昨日から浮腫んでる。足元にバスタオルを置いて寝かせてみたりリンパマッサージしてみたけど、あまり効果ないみたい。
— 月持うさぎ@アラフォー (@Usa_Tsukimochi) June 11, 2020
メディキュット?履かせてみようかな。
いや〜
— よ (@msmsknncw) October 6, 2019
がちで最近やばい
リンパマッサージしてるけどさ
そんなに効果ないわ
うんどうした方がいいのかな
やっぱり楽しちゃだめよな
天ぷら食べちゃったけどな今日
才能だよなダイエットなんて結局は
どちらの意見も見られますね。
- 実際どのような方法で行ったか
- 何を期待して行ったか
この2点によって抱く感想は変わります。
そのため、どちらがどうとは言い難いですね。
リンパマッサージで期待できる変化は?
むくみの緩和
立ち仕事の場合や、高齢の方は脚がむくみがち。それは心臓から足先まで届いた血液を、重力に抗して再び心臓に戻すのがうまくいかないから。静脈から運びきれず、皮下に溜まった余分な水分や老廃物、タンパク質などはリンパ管を通して流れていきます。リンパの流れを促すことで、それらが流され、むくみがスッキリします。
特に、がんの手術後でリンパ節を取っている場合、リンパそのものが流れていなかったり、リンパ節のところでリンパが溢れ出てしまうことも。その結果、リンパ浮腫というタンパク質が多く含まれたむくみが出現します。これを放置すると組織が繊維化し、元に戻りにくくなります。リンパ浮腫の悪化予防や治療の一つとして、リンパマッサージは医療現場でも行われています。
神経系への作用
リンパマッサージは、非常に強いリラックス作用があります。施術中もほぼ全ての方が眠ってしまうほど。
- 日ごろ緊張することが多い
- イライラすることが多い
- 恐怖や危険を感じている時
- 不規則な生活をしている
これらの場合、交感神経が優位になりがち。本来は交感神経と副交感神経が上手にバランスを取りながら、私たちの体を調整しています。リンパマッサージは交感神経を鎮める作用があります。
また、痛みに対しても作用があります。ソフトタッチによる触覚受容器の興奮により、痛みの信号を抑制するためと考えられています。
免疫系への作用
私たちの体には、自分を守るための免疫システムが備わっています。その中の一つ、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)。癌細胞ができたり、ウイルスが侵入した時、それらをやっつけようと活動を始めます。
このNK細胞は、普段リンパ節の中で眠っており、いざという時に出てくるのです。NK細胞がリンパ節から出てくる量は、リンパ節の中に入ってくるアルブミンの濃度が高いほど多いそう。リンパの流れをよくすることは、このアルブミン濃度を上げる一因になっています。
筋肉系への作用
リンパマッサージを行なっていると、急に腸が動き出す方がいます。これは、副交感神経が優位になることで起こること。リンパマッサージは消化管の平滑筋に対しても作用があるのです。自律神経のバランスが原因で便秘がちな場合、便通がよくなることもあります。
また、激しい運動など、筋肉を使いすぎて乳酸が溜まった場合。こちらもリンパマッサージにて流すことができます。
皮膚への作用
皮下に溜まった余分な水分がスッキリすることで、血管からの栄養が皮膚に届きやすくなります。そのため、皮膚状態がよくなりやすいです。リンパマッサージの後に、皮膚をつまんでみてください。皮膚が柔らかくなっているのを実感できるでしょう。
リンパマッサージを行う時の注意点
様々なメリットのあるリンパマッサージ。しかし、施術の際に注意するべきことがあります。
- 未治療のがん
- 急性感染
- 半年以内に血栓を起こしている場合
- 心不全による浮腫
これらの場合は、施術を行なってはいけません。
これらに当てはまらない場合でも、甲状腺疾患、自己免疫疾患、喘息、治療後のがん、慢性炎症、低血圧、妊娠中などの場合は特別に注意をしながら行うことが重要です。
効果的にリンパマッサージを行うために
正しい方法で行うことです。リンパマッサージはグイグイと強い力で行うものではありません。皮膚をゆっくりと動かすことでリンパの流れは促されます。入浴後など、なるべくリラックスしている時に行うようにしましょう。
まとめ:正しい方法で行えば、変化は期待できる
賛否両論なリンパマッサージ。なるべく効果的に行いたいのであれば、注意点を確認し、なるべく正しい方法で行うこと。正しい方法で行えば期待していた変化が見られるはずです。
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