リンパマッサージはどれくらいの頻度で行えばいいのか、と質問されることがあります。
確かに、どれくらいの頻度で通えばいいのか迷いますよね。
本日は、リンパマッサージの頻度について考えてみます。
むくみとはどのような状態か?
むくみとは、皮膚の下に余分な水分や老廃物が、溜まっている状態のことをいいます。
余分な水分が溜まることで体は重だるくなり、見た目的にもぽちゃっと太ったように見えます。
体の中では、余分な水分が溜まることで、血管と細胞の間が広がります。
その結果、血液からの栄養の受け渡しや、老廃物の回収などがスムーズにいきにくくなります。
体の中にある水分の性質とは?
私たちの体の中は、組織液という体液で満たされています。
組織液は、動かない状態が続くと、固まって、非常に動きにくくなります。
しかし、一旦動き始めるとまた液体に戻り、動きやすくなります。そして、再び動かなくなると、また固まります。
この性質をチキソトロピーと言います。
これって何かと似ていますよね・・・。
そう、蜂蜜に似ています。
リンパマッサージのアプローチ
リンパマッサージは、セラピストの温かい手を使って、ゆっくり皮膚を動かしていきます。
オイルなどは一切使用せず、素手で行います。
むくんでいる部分は、ゆっくり、何度も何度も動かします。
そうすることで、固くなってしまった組織液が液体状になり、リンパ管の中に入りこみやすくなります。
しかし、間が空いてしまうと、せっかくサラサラと流れるようになったものが、また戻ってしまうのです。
リンパマッサージの頻度について
体液の性質を考えると、なるべく近い頻度で行ったほうが効果的。
はじめは、毎日でもよいくらい。でもそれは、なかなか難しいことが多い。
そのため、できれば2〜3日後に来ていただくのをオススメしています。
なるべくいい状態をた保つために、ご自身でもセルフケアを行うと、より変化がでやすいですよ。
まとめ
体液の性質からみた、リンパマッサージの頻度についてご紹介しました。
単純にリラックスが目的であれば、頻度は気にしなくても良いかもしれません。
しかし、リンパマッサージのもつ、余分な水分を流す、老廃物を流すなどの作用を目的にするのであれば、なるべく短い期間で行うと、変化を感じやすいですよ。
「メディケア リンパセンター」
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