リンパ浮腫、LVA手術後のケアについて

リンパ浮腫の際、行う場合もあるLVA。

手術あとのケアは、どのように行えばいいのか?

以前、勉強会で学んだ内容をシェアしますね。

目次

手術あとに、気をつけたいことは?

吻合部の破綻や梗塞

リンパ管と静脈をつないだ吻合部の、破綻や梗塞です。

皮膚のすぐ下の静脈を使用した場合、破綻しやすく、深い静脈を使用した場合は破綻のリスクが低いとされています。

手術直後の押す、または剪断ストレスは、破綻しやすくなります。

そのため、弾性着衣も装着の仕方によっては、リスクになります。

ただ、今は日帰り手術がほとんど。

弾性着衣を着けて、帰宅される場合もあります。

そのため、対策として創部にフィルムを貼り、滑りをよくすることで、剪断ストレスを発生させないようにしているそうです。

ご自身で装着する際も、創部に押したり、ずれるような力が加わらないよう意識しましょう。

手術後4〜5日は24時間圧迫して、乗り越えて欲しいそう。

っぱなし姿勢

座りっぱなし、立ちっぱなしを避けるように、しましょう。

特に下肢では、静脈もリンパも流れが悪くなるため、吻合部の閉塞リスクが上がるそう。

座る時間は、極力短時間に。

もしくは、足を前に投げ出して座るなど、下にむくみが落ちて溜まらないよう、注意します。

歩くのは、問題ないそうです。

リンパドレナージはいつから?

創部がしっかりしてくるのが、1〜2ヶ月後。

そのため、リンパドレナージは2ヶ月後から可能だそうです。

ただ、創部は触らない方がいいとのこと。

LVA術後のケアのまとめ

LVAの術後は、繋いだところが破綻や梗塞しないよう、注意が必要です。

創部にストレスがなるべく加わらないよう、気をつけてください。

また、先生によっても見解の差があるかと思われます。

手術をした先生に、確認していただくと、より安心かと思います。

府中市のリンパドレナージ
「メディケアリンパセンター」

営業時間 9:00〜19:00(最終受付16:30)
火・金休み
東京都府中市紅葉丘3-47-53
070-5460-2569

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この記事を書いた人

牧原 広実のアバター 牧原 広実 理学療法士、リンパ浮腫保険診療士

愛知県蒲郡市出身。
理学療法士21年目。
日本リンパ浮腫学会所属。リンパ浮腫保険診療士。
リンパ浮腫の患者さんとの出会いをきっかけに、むくみの勉強を始める。
むくみ専門クリニック、弾性着衣メーカーの勤務経験あり。
むくみのケア、慢性的な痛みのアプローチが得意。

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