リンパ浮腫の方が注意するよう指導される項目の一つ、虫刺され。
虫刺されといえば夏場は、蚊ですよね。
蚊に刺されないようにするなんて、難しい!
なぜ虫刺されに注意するように、指導されるのか。
また、なるべく蚊に刺されないようにするため、できることなどを記載していきます。
リンパ浮腫の人が蚊に刺されないよう、注意が必要な理由
蚊に刺されること自体が、問題なわけではありません。
痒いから掻く。
それにより、皮膚を傷つけることが問題なのです。
傷ついた皮膚から菌が入ることで、感染症を引き起こす可能性がある。
そのため、注意するように指導されるのです。
蚊に刺されやすい環境は?
蚊は、日当たりや風通しが悪く、葉が生い茂っているような場所に多く生息します。
庭や公園、墓地などです。
そのような場所に行く場合は、しっかり虫除け対策をする必要があります。
家屋では、低層の木造一戸建て住宅で多く見られる傾向があります。
また、蚊を発生させないことも大切。
蚊は、少しでも水が溜まっているところに発生しやすいです。
蚊は10日間もあれば、卵から成虫になります。
庭にある植木鉢受けやじょうろの残り水など、少しでも水たまりのある環境を作らないよう気をつけましょう。
蚊に刺されやすい人は?
蚊は、何を手がかりにして人を見つけるのか?
「体温」「二酸化炭素」「汗の匂い」
この3つに大きく分けることができます。
体温
蚊は、熱を感知する能力が優れています。
0.05℃の違いでさえも認識できるそう。
子どもがたくさん蚊に刺されるのは、体温が高いから。
逆に体温が低く、やせており、あまり汗をかかない女性は、経験的に蚊に刺されにくいという報告もあります。
二酸化炭素
蚊を引き寄せる作用が、最も強いと考えられています。
蚊は0.01%の二酸化炭素の濃度の変化を感知でき、10m先にいる生物でさえも感知できるそう。
お酒を飲むと、アルコールが体内で消化・分解されるとき、二酸化炭素が発生します。
お酒を飲んだ時は、より注意が必要です。
体臭
人の全身の皮膚に存在する「カルボン酸」。
健康な皮膚バクテリアがこれらの酸を食べることで、皮膚から体臭が生成されるそう。
他の動物はカルボン酸を分泌しないため、蚊にとっては人間の居場所を見つける目印になっているよう。
また、足の匂いの原因物質である「イソ吉草酸」においても、特定の濃度で蚊を引き寄せるという報告もあります。
蚊に刺されないための工夫
服装
蚊は黒など、色の濃いものを好みます。
そのため、なるべく白っぽい服装をすること。
また、ジーンズのように厚い服の上からでも針をさすことができます。
そのため、ゆったりとした服装がオススメです。
虫除けスプレー
虫除けスプレーの主成分「ディート」や「イカリジン」という成分がふくまれた虫よけ剤を使用しましょう。
「ディート」は年齢によって、使用回数が決まっています。
小さいお子さんに使用する場合は、注意書きをよく読んで使用しましょう。
日焼け止めは、虫よけスプレーの前に塗っておきましょう。
柑橘系のアロマオイルや成分入りの、虫よけリングなどもあります。
足を清潔にする
蚊は足のにおいに惹きつけられます。
入浴時は足をキレイに洗いましょう。
入浴できない時は、アルコール成分の入った汗ふきシートなどで足を拭きましょう。
蚊に刺されてしまった時は?
流水で洗い流し、冷やします。
痒みがある場合は、痒み止めを塗ります。
痒いからといって、掻くのは皮膚を傷つけてしまいます。
刺されたとしても、なるべく掻かなくてもすむよう、対処していきましょう。
リンパ浮腫は蚊にさされに注意が必要?まとめ
リンパ浮腫の場合、「虫刺されに注意」と指導されます。
ただし、虫に刺されること自体が悪いわけではありません。
掻くことで、皮膚を傷つけてしまうことに注意が必要です。
とはいえども、なるべく刺されないように、刺されたら掻かなくてもすむようにしたいですね。
「メディケアリンパセンター」
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